ゆずいろ幸福論

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霊場恐山~心霊現象なし!宿坊や温泉もある極楽パワースポット②宿坊編~

恐山山門
一流旅館のような豪華な宿坊があって、湯ったり温泉に浸かったり、お坊さんの法話を聞いたり、普段と違う体験ができたらちょっとおもしろそうだと思いませんか?

 

こんにちは、ユズリハです。

前回、2019年のGWに女一人旅 in 恐山で1泊したときの夜の湯小屋体験をお伝えしました。

湯小屋も宿坊も恐山境内にありますが、建物は別です。

今回は、1泊した宿坊編となります。

 

仏教に興味無いな~という方にもおすすめです!

 

①基本情報&温泉編はひとりで夜の湯小屋に行ってみた話です】

yuzuriha-pursued.hatenablog.com

 

③恐山菩提寺では境内のさまざまな見どころを紹介します】 

yuzuriha-pursued.hatenablog.com

 

【もくじ】

 

1.宿坊とは

お寺や神社の境内に設けられた宿泊施設です。

もともとは僧侶や参拝客専用の宿泊施設だったようですが、現在では一般客も受け入れているところが多いようです。

私もその道専門の人間ではありませんが、これまでに京都の鹿王院、栃木の古峯神社、三重の太江寺、埼玉の三峯神社などの宿坊にお世話になりました。

設備は簡素なところが多い印象です。

宿泊料金や、食事の有無、体験できることなどはそれぞれ異なります。

 

2.宿坊 吉祥閣(きっしょうかく)について

今回、恐山での宿泊でお世話になった宿坊です。

宿坊というとなんとなく、見た目もシンプルな宿泊施設というイメージでしたが、こちらは全く違います。

受付からし一流旅館のようで、近くにあったらまた泊まりたい!と思いました。

私は普段の一人旅には、ゲストハウスやビジネスホテルを利用することが多いのですが、こちらは外観からして「ハアァ~・・・」と衝撃の声がもれるほど、私の通常の宿泊先イメージとは異なっていました。

日本三大霊場 恐山

 出展:日本三大霊場 恐山 | ひとを想うひとの心 霊場恐山

 

宿泊を決めた理由

恐山の境内自体はかなり広く、見どころもいっぱいです。

ただ、見学だけであれば所要時間は数時間ですし、境内の湯小屋の利用は宿泊客でなくても可能です。

それでも今回宿坊を選んだ理由は以下の通りです。

 

  • 温泉がすばらしいとの情報をくれた人が、宿坊も推していた
  • 恐山までの公共交通機関は便利とは言えないため、あせらずじっくり見学したかった
  • 周りに他の宿泊施設が無さそうだった
  • 宿坊はどの社寺にも併設されているわけではないので、よいチャンスととらえた
  • 一般的なホテルや旅館ではできない体験、他の宿坊とは違う独自の経験に興味があった

 

宿泊予約 

基本、宿泊日の1週間前までに、電話か手紙で予約のようです。

恐山は雪深い地にあるため、開山時期が決まっています(5月~10月ごろ)。

私は旅行を決めてすぐ、閉山している時期に電話をしましたが、「4月末ごろまた電話して」と言われました。

宿泊希望日が5月初旬だったので、それじゃ遅いんじゃない?と思いましたが、そういうシステムのようです。

料金は、112,000円でしたが、それ以外に入山料500円がかかります。

 

3.吉祥閣の良かった点

12,000円という宿泊料金は私にはかなりの出費ですが、それでもリピートしたい理由と、体験できた内容を、あわせて書いてみます。

ちなみに、悪かった点は個人的には全くありません。 

 

 客室が広い・きれい

 ひとりでの宿泊にはもったいないレベルの広さのお部屋でした。

15畳ほどの和室のほかに、小部屋みたいなものまで付いています。

トイレはウォシュレットで、洗面台は2つ、お茶セットも付いていました。

ただし、テレビや冷蔵庫はありません。

浴衣とタオルはありました。

シャンプーやボディーソープ、ドライヤーは大浴場にありました。

恐山吉祥閣客室

 一泊二食 精進料理付き

宿泊者全員が食堂に集まり、見た目にも美しい精進料理がいただけます。

が、いただく前にまずは食事(じきじ)作法というものがあります。

各自の席に「食事五観の解説」が書かれた紙があり、その文章をみんなで読み上げます。

 

精進料理については、私にはちょっと量が足りませんでしたが、ご飯はおかわり自由でした。

どれも、普段はいただくことができないような、美しくて繊細なお料理です。

この時使用したお箸は朝食でも使うため、各自一旦自室へ持ち帰り、その後お土産にいただくことができます。

食事中は基本的に、みなさん静かに食べていました。

写真を撮る雰囲気でもなく・・・ひとつひとつの料理を、目と舌で味わいながら、あめつちの恵みと、ここに届くまでにに関わった人々に感謝しながらいただく時間でした。

 

 清潔な温泉大浴場

 恐山に到着したその瞬間から強烈ににおっていた硫黄臭。

そこからもたらされるのがこの温泉です。

お湯という意味だけで言えば、境内にポツポツと点在する掘っ立て小屋風の外の温泉がおすすめです。

どちらも同じ源泉かな?という気はしますが、私は湯小屋の方がなんだかパワフルなお湯に感じました。

ただ、湯小屋は必ずしも清潔とは言い難いですし、他にもいくつか注意点があります。

(湯小屋の詳細については①温泉編をご覧ください)

宿坊の大浴場は、更衣室もとてもきれいですし、身体を洗うのはこちらでしかできません。

 

 法話が聞ける

 夕食の後、場所を移動し、住職代理 南直哉和尚の法話が開かれます。

こちらの参加は希望制です。

5月だというのにお堂内はとにかく寒く、私はかなり厚着をして、ストーブの近くに座りました。

法話と言っても堅苦しいものではなく、南和尚の語り口は噺家さんのようで、聞いている私たちは時に笑い、時に涙し、あっと言う間の時間でした。

お話の内容は、東日本大震災のこと、生きること、死ぬこと、恐山の役目などでした。

印象に残ったお話しは、以下のものでした。  

 

  • 最近若手のイタコがデビューした

イタコさんは恐山に常駐しているのかと思っていましたが、実は個人事業主のようなもので、普段は各自ご自宅にいて、大祭のときなどにだけ、恐山に来るそうです。

そのイタコさんたちにも高齢化が進み、人数もかなり減っているそうです。

このような危機的状況の中、青森県内のとある地方でかなり若手のイタコさんがデビューしたとの情報が入ったそうです。

恐山に現れたというお話はなかったですが、今後に期待できそうとのことでした。 

 

  • 恐山に心霊現象はない

以前、あるメディア取材の申し込みの電話を受けたそうです。

内容は、恐山で心霊現象を収めたいというもので、何か起きるまでカメラをずっと回し続けるという企画。

「私はここにきてもう何年も経ちますが、一度も心霊現象を目撃してません。それでも取材に来られますか?」

とお応えしたそうです。

「ただし一度だけゾクッとした経験があって・・・」に続いたあとのお話は、みんな爆笑のオチでした。

 

  • 恐山に霊はいない

このお話は、「恐山の役目」というところから派生したものでした。

恐山は死者の霊が集まる、というイメージですが、南和尚は、恐山は生きている人間のために存在している、と考えているそうです。

東日本大震災のとき、大切な人を亡くしても、みんながそれぞれつらい状況で、お互いがそれについて話すことができない状況だったそうです。

家を失った人、知人の誰かが行方不明の人、家族で自分だけが生き残ってしまった人。

震災後の開山して間もない恐山に、つらいことを誰にも打ち明けられなかった被災された方が、一人また一人と現れて、胸の内を語って行ったそうです。

ここは生きている人のよりどころ、また亡くなった人を偲ぶための場所であり、ここに死者の魂が来たとしても、それは霊ではなく、「だれかの大切な人」なのだと仰っていました。

とても考えさせられるお話でした。

 

⑤朝のお勤めがある

前夜のお堂とは別の場所で、朝のお勤めがあります。

こちらも参加は自由です。

わざわざ一人ずつの名前を読み上げて、御祈祷?をしていただけました。

他にも、お堂内部の説明をしていただけます。

恐山境内

 

4.まとめ

これまで宿泊したことのある宿坊の中には、お寺や神社の本殿と同じ建物内に客室があるタイプもありましたが、吉祥閣は別になっているパターンでした。

噂には聞いていましたが、とにかくすべてが豪華で、心地よく滞在できました。

私が宿泊した日は何もイベントが無かったため、とにかく広い部屋にポツンと1枚布団を敷いて寝ましたが、例祭などがあると一気に宿泊客が増えるため、相部屋になる可能性もあるようです。

お伝えした通り、恐山の観光だけが目的であれば数時間で周れるため、日帰りも可能です。

でも、あえて吉祥閣に宿泊をおすすめする理由は、やはり宿坊ならではの経験にあります。

日帰りで恐山を一周して見ただけでも、旅の思い出は作れますし、それぞれの境遇により、思うところがいろいろ出てくると思います。

中には、メディアで言われているようなオカルト現象を期待して訪れる人もいるかもしれません。

でも、私は宿坊を選んだことで南和尚の法話を聞くことができ、本来の恐山の在り方を知ることが出来ました。

死ぬことを考えることは生きることを考えることであり、逆もまた然りであるということを、改めて感じました。

 

一人で夜の真っ暗な境内をうろちょろしても、怪奇現象は一切ありませんでした。

早朝のまだ誰もいない恐山の景色を堪能できるのも、宿泊した者だけの特権です。

恐山を訪れる機会があれば、ぜひ1泊することをおすすめします!

 

①基本情報&温泉編はひとりで夜の湯小屋に行ってみた話です】

yuzuriha-pursued.hatenablog.com

 

③恐山菩提寺では境内のさまざまな見どころを紹介します】 

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最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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