ゆずいろ幸福論

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霊場恐山~心霊現象なし!宿坊や温泉もある極楽パワースポット①温泉編~

恐山宇曽利湖の風車

地獄と天国が共存し、あちらとこちらの世界の境界がぼんやりする場所といえば、青森県にある恐山です。

メディアではオカルトな情報も見かけるので、ちょっと怖い印象を持つ方もいるかもしれません。

2019年のGWに女一人旅で宿坊に1泊してきましたので、レポートしてみます。

今回は、恐山の基本情報と温泉編です。

 

恐山はその特性上、訪れる方の想いは様々です。
檀家さんなど参拝客の迷惑にならないよう、配慮が必要です。

 

【もくじ】

 

1.恐山とは

日本三大霊場の一つとされている、青森県下北半島むつ市)にある霊山です。

ちなみに他の2つは、和歌山県高野山滋賀県比叡山です。

下北半島では、人が亡くなったとき、その魂は「お山(恐山)へ行く」と言われているそうです。

死者の言葉を聞くことができるというイタコの口寄せや、カラカラと回る風車、この世とは思えないコバルトブルーの宇曽利湖などのイメージが一般的な気がします。

 

2.開山時期

行ってみたいと思う方は、まずは開山時期のチェックが必要です!

恐山のあるむつ市の冬は長いので、うっかり閉山中に行かないように気をつけてください。

だいたい5月1日~10月中旬ごろのようです。

 

3.アクセス

公共交通機関を使う場合は、JR大湊線下北駅前から出ている下北交通 恐山線のバスで50分程度、810円です。※2020年7月23日現在

バスの本数は季節・イベントなどにより異なります。

バスの車内では恐山のエピソードをアナウンスで聞くことができました。

 

冷水(ひやみず)

恐山に到着する4キロほど手前で、バスは「冷水」を頂ける場所で停車してくれます。

冷水は、参拝客ののどを潤してきた湧水で、「1杯飲めば10年、2杯飲めば20年、3杯飲めば死ぬまで若返る」のだそうです。

信じがたくも信じてみたいこの不老水を、バスを降りてペットボトルに詰めて行きます。

その名のとおり冷え冷えの、おいしい天然水です。 

 

4.恐山温泉

恐山は活火山なので、硫黄のにおいがかなり強烈に周辺に立ち込めています。

私は1泊したので、翌日もうっすら自分から硫黄臭を感じるレベルでした。

電化製品や貴金属には要注意です。

大切なものは、お湯に浸さないようにするだけでなく、あまり空気に触れないようにするくらいの対応が必要です。

 

5.湯小屋

恐山温泉湯小屋

恐山の境内には、吉祥閣という高級旅館のような宿坊があります。

私も泊まったこの宿坊には温泉大浴場があるのですが、吉祥閣については次回お伝えします。

今回はそれとは別に、境内に4つある湯小屋の話です。

4つはそれぞれ、男湯・女湯・時間交代制・混浴と用途がわかれているようです。

入山料500円を支払えば入浴ができます。

見た目は正直、ほったて小屋?という感じでした。すみません。

日中も湯小屋へと入ってく人を見かけましたが、私は何にも考えず、夜行けばいいや~と考えていました。

ここはお寺の境内です。

しかも、あの恐山です。

そこに女一人で来ているというのに。

 

夜の湯小屋

日中は恐山境内を散策し、夜まずは今夜のお宿 吉祥閣の大浴場を利用しました。

その後、湯小屋へ行ってみることにしました。

湯小屋は時間制限が無いとのことで、誰かしら利用しているだろうと思ってたのです。

ところが・・・

 

湯小屋までの道のり

吉祥閣にチェックインした時、

「夜外に出られるようでしたら、こちらの懐中電灯を使用してください」

と言われていました。

夜、もう誰もいない受付からお借りし、いざ湯小屋へと外に出ました。

この日は日中からものすごい風で、夜になっても止んでいませんでした。

浴衣の上に上着を着て飛び出しましたが、5月といえどさすが東北、めちゃくちゃ寒い!と後悔しました。

 

そしてなにより、外の暗さが半端ないのです。

いつの間にか私の目は閉じていたのか?というレベルです。

懐中電灯の光だけが、闇を割く一本筋のように明るさを保っていますが、それ以外は本当に闇です。

空は一面、満天の星が輝いていました。

しかしそれが異常にギラギラしているように見えて、美しすぎて怖いのです。

上は見ないようにしようと思い、背丈の高さに目線を変えると、今度は卒塔婆みたいなのがたくさん立っています。

真っ暗な中、光を照らした先に、ぼーっといっぱい。

 

こ、こわい・・・

 

とにかく湯小屋へ行こうと急ぎました。

でも途中で、その先にあるはずの湯小屋の明かりが一向に見えてこないことに気づきました。

 

誰もいない

一般参拝客はすでに帰宅していますが、吉祥閣にはその日、30人以上は宿泊していたようでした。

夕食のとき一堂に会し、それくらいいたのです。

時間的にもまだ早いし、誰かしら湯小屋を利用しているだろうと思っていましたが、結果だーれもいませんでした。

日中よく場所を確認しておかなかったため、真っ暗な中、ひたすら「女湯」の文字を懐中電灯で探しました。

どの小屋も完全に真っ暗です。

万が一間違えて他の湯小屋を利用してしまい、途中で男性が入ってきたら大変です。

やっと女湯の湯小屋を見つけ、引き戸を開け、まずは電気のスイッチを探しました。

中に入るといきなり荷物置き場 兼更衣室のようになっていて、湯船との間に仕切りなどは一切ありません。

入口のカギはかけた方がよいのかどうなのか、判断に迷いましたが、ひとまず閉めました。

でも、なんと窓は開いています。

強烈な硫黄泉により、閉めっ切りにするとガスがたまって危険なため、閉めないよう注意書きが貼ってありました。

これってもし外を誰かが通ったら、明るい中は完全に丸見えじゃない?と思いましたが、ガス中毒を起こして裸で倒れたらそれこそ大変です。

全開だった窓を少し締め、ササッとお湯に浸かりました。

 

温泉は極上極楽の湯

恐山温泉湯小屋内部

外が寒かったせいで、お湯は熱めに感じました。

いろいろな緊張感がほぐれて、一瞬力が抜けます。

このブルーのお湯は、なんと表現してよいのかわかりませんが、とにかく温泉パワーがすごい!と感じました。

 

雑念が湧きまくる

フーやれやれ~と一息つきましたが、頭の中にはいろいろなことがよぎります。

 

・強烈な硫黄泉ゆえ長時間浸かってはいけない

・強烈な硫黄泉ゆえ顔を浸してはいけない

・外の風が強すぎて小屋の強度が心配

・他の女性客が来るかもしれないので、気配を感じたらすぐに鍵を開けに行かなければいけない

・窓から誰かがのぞくかもしれない

・のぞいているのが人かどうかはわからない

 

とにかく雑念がおしよせ、いまいちリラックスしきれません。

この温泉のためにはるばる陸奥まで来たのに、お湯に浸かったのは結局10分くらいでした。

※おそらく入浴適正時間もそれくらいです。

 

6.心霊現象は一切なし

恐山宇曽利湖

帰りもまた懐中電灯の細い光だけを頼りに宿に向かって猛ダッシュです。

でも、来るときと違って身体が温まり、少し余裕も出てきたのか、明かりであちこちを照らしながら、夜の境内を楽しむことが出来ました。

日中の恐山の景色は、よく言われているように、まるであの世のような世界です。

地面から硫黄の湯気が噴出し、草木が生えていない荒涼とした場所に地獄を連想したり、神秘的な色をたたえる宇曽利湖に極楽を見たりします。

闇の中ではそのような景色は一切見えないのですが、どこかいつもいる自分の世界とは違うような、不思議な感覚です。

過去に自分がいたことがあるような、またはいつか自分が戻っていくような、初めて来た場所とは思えない、安らぎのようなものを感じました。

星は相変わらずギラギラしていて、風も猛烈に吹きすさんでいましたが、孤独感とは違う、幸せな一人の時間を過ごすことができました。

 

7.反省点

今回恐山を訪れたのは、ある観光地で出会った男性が、「温泉好きなら恐山が最高ス」と言っていたのがきっかけです。

日本全国に名湯と呼ばれる温泉地がいくつもあるのに、なぜにわざわざ恐山?と思ったのですが、彼の恐山温泉推しは半端なく、いろいろ調べるうちに興味が湧き、他の青森県内の観光とあわせて訪れることにしました。

 

しかし、この湯小屋についてはもっとリサーチしておくべきでした。

私はいつも一人で旅行することが多いのに、いまいち「ひとり」という部分を忘れてしまいます。

寂しさを感じないのは良い点なのですが、悪い意味では今回のように、「一人で行動するなら明るいうち」「あらかじめ小屋の場所を確認しておく」という点など、それなりに必要なことがあったはずでした(今回だけではないんですが)。

今回は、真っ暗闇のお寺の境内にある小屋タイプの温泉に「まさか誰もいないとは思わなかった」というのが大きな誤算でした。

 

恐山の魅力は他にもあります。

次回は、宿泊した宿坊 吉祥閣についてお伝えします。

 

②宿坊 吉祥閣編は高級旅館のような宿坊の様子と体験レポートです】

yuzuriha-pursued.hatenablog.com

 ③恐山菩提寺では境内のさまざまな見どころをご紹介します!】

yuzuriha-pursued.hatenablog.com

  

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