こんにちは、ユズリハです。
少しの間、ブログをお休みしていました。
急に仕事が忙しくなってミスが出たり、他にもちょっとしたことが重なって、なんだか疲れてしまいました。
全て小さなことなのですが・・・。
気持ちが落ち込むと身体も重くなって、なんとなく欝々としていました。
暗ーい気持ちで元気も出なかったのですが、たまたまネットで目にした神社にお散歩がてら参拝してみました。
東京都杉並区阿佐ヶ谷にある、馬橋(まばし)稲荷神社です。
ラッキーなことに、今回はそこで小さな虹を見ることができました。
たったこれだけなのですが、荒んだ気持ちがとても明るくなりました。
- メディアでも紹介される住宅街の癒しのパワースポット
- 双龍が守り運気が上がる鳥居は、東京三大鳥居のひとつ
- 水と関係のある神社
- 湧水の手水舎
- 随神門と東京で一番大きな鈴
- 珍しい三つ鳥居
- 神殿
- 願かけ狐とおみくじ
- 境内社と癒しの木
- 双龍鳥居近くの参道で光輝く虹を発見
- 龍と虹には関係性がある?
- 阿佐ヶ谷駅から馬橋稲荷神社へのアクセス
- おわりに・・・
メディアでも紹介される住宅街の癒しのパワースポット
テレビ番組「にじいろジーン」で紹介されたり、手相占いやパワースポットに詳しい島田秀平さんもおすすめしたとあって、とても人気の神社らしいです。
実際に行ってみると、住宅街のど真ん中でこんもりと木々に覆われていました。
参道には水が流れる音が心地よく響いています。
天気が良くて、緑の葉っぱがキラキラしていて、歩きながら少しずつ気持ちがほぐれていくのを感じました。
双龍が守り運気が上がる鳥居は、東京三大鳥居のひとつ
以前、品川神社に参拝しときに鳥居に龍が巻き付いていて、「おーかっこいい!」と感動したのですが、同じタイプのものが都内にあと2つあると聞いていました。
そのうちの1つが今回の馬橋稲荷神社でした。
昇り龍と降り龍が守るこの鳥居は昭和7年に奉納されたもので、御影石でできているそうです。
昇り龍に触れると運気が上昇すると言われている、とても縁起がいい鳥居です。
ちなみに残るもう一つは、お隣の高円寺の地名の由来にもなった宿鳳山高円寺というお寺の境内にある稲荷社です。
実は馬橋稲荷神社のあとに寄ってみたのですが、こちらはなんと写真撮影NGでした。
大きさ的には他の2つよりもかなり小さかったですが、どっしりとした雰囲気の鳥居でした。
水と関係のある神社
話を元に戻して、馬橋稲荷神社のあるこの地域にはもともと、桃園川というとても清らかな川が流れていたそうです。
しかし土地の開拓が進み、また氾濫や汚染などにより、やがて川は埋め立てられてしまいました。
境内にあった説明書きには、「当社では馬橋の命の川、桃園川に思いを馳せ、参道に小さなせせらぎを作りました」とありました。
湧水の手水舎
なんだかおしゃれなアート作品みたい!って感じました。
この水は、地下50メートルから汲み上げているそうです。
随神門と東京で一番大きな鈴
昭和50年に創建700年を記念して建立された随神門には、直径75センチの「開運の大鈴」がぶら下がっています。
真下から見るとなかなか迫力がありました!
ここで手を叩いてうまく響くと願いが叶うらしいです。
私はすっかり忘れていてやりませんでした。
また近々行ってみようと思っているので、次回ですねー。
珍しい三つ鳥居
龍のデザインも珍しかったのですが、こちらの三つ鳥居もあまりないタイプですよね。
他でパッと思い出すのは、東京向島にある牛嶋神社、埼玉の三峯神社や、奈良の大神神社でしょうか。
ここではこの鳥居を茅の輪くぐりのように、八の字を描く感じでくぐると良いという情報もあったのですが・・・これも忘れていました。
この時かなり落ち込んでいたので、相当ボーッとしていたみたいです。
神殿
馬橋稲荷神社の創建は鎌倉時代末期と言われているようです。
ここまでは見た目的に比較的新しい印象のものが多かったですが、神殿は古さを感じます。
写真の拝殿は昭和13年に、見えていませんがその奥にある本殿は天保2年にそれぞれ建立されています。
主神は宇迦之魂神(うかのみたまのかみ)、大麻等能豆神(おおまとのづのかみ)。
願かけ狐とおみくじ
ここで目に付いたのが、拝殿前の狛犬さんたちの足元にある、小さな素焼きのキツネです。
社務所で800円で購入し、お願い事を書いた紙を丸めて空洞になっている中に入れ、狛犬の周りの好きな場所に奉納してよいそうです。
私は普段、あまり絵馬やこのような類のものは買わないのですが、今回はどん底気分だったためか、試してみることにしました。
願かけ狐は2種類あり、ヒゲがある方がオス、無いほうがメス。
ヒゲがあった方がかわいいけど、私はメスを選んでみました。
おみくじは、数字の書かれた棒入りの箱をガラガラ振って一本取り出すタイプです。
「寒つきて春をむかうるがごとし」とあったので、「今のつらい状況もあと少しで乗り切れるかな」と希望を持てました。
境内社と癒しの木
本殿向かって左側は、大きなものから小ぶりなものまで、境内社が並んでいました。
ここにもあの願かけ狐が置かれていて、とても賑やかな雰囲気です。
そしてそこにあった木をふと見上げたら、なんだかすごく清々しい気分になりました。
あまりに気持ちが良くて、しばらく上を向いたままボーッと眺めていました。
だんだん首がやられてきたので写真を撮って終わりにしましたが、今見てもあの時の爽やかな空気感を思い出します。
双龍鳥居近くの参道で光輝く虹を発見
何も考えず、終始ボーッとした状態でしたが、なんかいい参拝だったな・・・と感じながら、帰りの参道を歩きました。
そのとき、双龍鳥居が近づいたあたりで、ふと参道左わきに光るものを発見。
んん?
あ、虹だ。
どうやらホースから出ている水しぶきのようです。
私は虹が大好きです。本当に大好き。
写真集もいろいろ持っているし、自称レインボーチェイサーです笑。
夢にもよく見ます。それくらい好きなんです。
馬橋稲荷神社周辺は建物だらけで、参道は高い木々に覆われています。
時間は15時半を回っていたので、日は傾き始め、わずかなすき間から差した光がちょうど水しぶきにあたり、この虹を作り出していました。
風が強かったので水は煽られ、七色は強く現れたり消えたりしながら輝いていました。
ホースから漏れた水に映る小さな虹ですが・・・何もかもが嫌になっていた私の心には、とても響くものがありました。
さっそく願かけ狐のご利益があったのかな?なんて考えて、うれしくなりました。
龍と虹には関係性がある?
そういえば子どもの頃読んだ本で、「龍は天に昇って虹になった」というようなお話があったような?と思い、帰宅してから調べてみました。
ウェザーニューズのコラム「なぜ”虫”偏が使われている?世界で異なる「虹」の由来」の中で、以下のように説明されていました。
大蛇が天空を貫く時に出現
この考え方の根源は中国。古代中国では、大蛇が天に昇って龍になると考えられていました。
虹は、龍になる大蛇が天空を貫く時に空に作られるものと想像されていたため、蛇を表す虫偏。さらに、「貫く」とか「天と地をつなぐ」などを意味する「工」の字で「虹」という漢字ができたんだとか。
ふーむ、なるほど。
私が今回見た虹はとても小さくて、某アニメに出てくる巨大なシェンロンなんかをイメージしてしまうと関連付けしづらいですが、龍と虹を結びつける伝承は様々あるようです。
阿佐ヶ谷駅から馬橋稲荷神社へのアクセス
最寄り駅からは徒歩15分程度ですが、私は案の定、駅を出てすぐに道を間違えました。
ただ、ルート的には単純です。
・ホームからも見える、「阿佐ヶ谷パールセンター」のアーケードの方へ向かって歩く
・アーケードに入る直前に、左側にあるマクドナルドの脇道(一番街)へ左折
・一番街を直進、突き当ったら右折
・そのままひたすら直進すると、左側に見えてくる
中央線は土日祝日は阿佐ヶ谷駅を通過してしまうので、休日運転の日は各駅停車の総武線を利用します。
駅を出ると左側に丸っこいアーケードのある商店街(阿佐ヶ谷パールセンター)が見えますが、うっかりそこに入ってはいけません。
直前のマクドナルドの、店舗向かって右側に小道があって「一番街」と書かれているので、そちら側へと左折します。
あとは簡単です。
知らない道は長く感じますが、本当にこの道で合ってるのかな?と心配になった頃、緑に覆われた朱塗りの大きな鳥居が左側に現れます。
馬橋稲荷神社は、緑と水に癒されるパワースポットでした。
是非参拝してみてください!
おわりに・・・
今回はどよーんとした気持ちで辛気臭い顔をしながら初めての参拝をしたにもかかわらず、身にまとっていた暗ーい空気を、清らかな水と空気で洗い流されたようでした。
参拝後はとてもすっきりと軽くなりましたが、仕事が忙しかったり疲れたりしていたので、ブログの方は、しばらく一旦完全に離れていました。
せっかくすてきな神社を紹介するのに、無理をしてブログを書くのでは、良さなんてきっと伝わらないですよね。
そんなお休み中、心配してあたたかいメッセージをくださったのは道南編集室 (id:bnzntna)さまです。
私と同じはてなブログで、民俗学や、世の中の様々な出来事に対し、深く鋭く掘り下げた記事を書かれているブロガーさまです。
神社へ参拝すると自然が多くてヒーリングになったり、静かな環境の中で冷静に立ち直って自分を見つめ直したりできて、結果いつもの自分へと戻って行けます。
でも、わかりやすく心に響いて直接的に影響を与えてもらえるのは、やっぱり同じ人間という立場の存在かもしれません。
途中まで書き進めたものの放置していたこの記事も、おかげさまで完成させることができました。
道南編集室さま、いつもありがとうございます。
もしかしたら、記事を更新していないにも関わらずご訪問くださった方が、他にもいらっしゃるかもしれません。
ここに書いて伝わるかどうかわかりませんが、ありがとうございました。
時間とパワーが揃ったら、また少しずつブログを続けて行こうと思います。
これからも、よろしくお願いいたします。