【防災グッズ】懐中電灯は人数分、靴はベッド下!避難に最低限必要な物と「備え方」
通販番組の防災グッズ特集を見ていたら「グラッと来ていきなり水飲みますか?非常食食べますか?違うでしょー?!」と実演販売士の方が叫んでいました。
た、たしかに。
防災グッズの必需品はいろいろあるけど、必要性の高さで優先順位が知りたい。
じゃあ何をどうすればいいの?と興味を引かれ、続きが気になりました。
こんにちは、ユズリハです。
日本は災害大国なので、いつ何時なにが起きてもおかしくない状況。
最近は、そろそろ富士山がやばいのでは?という恐ろしいニュースも見かけます。
冒頭の通販番組では地震を想定していましたが、備えという意味での必要最低限のものについては、台風や水害、火事など他の災害に対しても共通の内容でした。
実演販売士の方が「大型級の災害に対する防災グッズの備え」に対して力説してたのは以下の点です。
・まずは身の安全を確保できなければ何を準備しても意味が無い
・町全体が停電すれば1日のうち半分は真っ暗な時間帯になる
・家屋が倒壊または室内で何かが破損すれば素足での避難は困難
・防災グッズは「ただ持っているだけ」ではなく「備え方」が大事
・無事に逃げ切った「その後」にばかり装備の重点を置きがち
避難所に行かず自宅避難であっても、ある程度の規模の災害が発生したとき、取るべき行動の順番から、本当に必要な物の優先順位と、それらをどのようにして備えておくかを考えることが大切とのこと。
さすがはプロの実演販売士、すべて当たり前のことばかりですが、私は完全に引き込まれ、「なるほどー!」とすっかり洗脳?されました。
覚えている内容をシェアしてみます。
いくら災害グッズを揃えていても生き残れていなければ意味が無い
これは本当に当然のことですが、防災グッズは生きていてこそ使えるものです。
非常事態が起きたとき、第一にクリアすべき課題は「身の安全を確保して、生き残る」こと。
まずはここに全力を注がなくてはならないわけです。
そこで大事になってくるのが、
・懐中電灯
・靴
避難において最低限必要な物は、まずはこの2つです。
そしてここでの注意点は、たいていの人はどちらもすでに持っていると思いますが、「ただ持っている」のと「備える」のとでは違うということ。
災害用懐中電灯
まずはこれです。
大型の災害では停電になることが予想されます。
夜間に発生して真っ暗な場合、まずは状況判断が必要ですが、何も見えなければパニックになりますし、無事に脱出は難しいです。
懐中電灯はしっかりとした明るさを確保できることはもちろん、最近のものは避難時に便利な付属機能も充実しています。
どんな懐中電灯を選ぶか
この通販番組を見て私が買ったうちの1つは多機能タイプ。
・乾電池だけでなくソーラー、手巻き式など複数の充電方法がある
・AM、FMラジオが聴ける
・携帯電話の充電ができる
・ボタン1つで非常サイレンの音が鳴る
というものです。
東日本大震災のとき、東京でも単一電池が売り切れになり、電池式の懐中電灯が全く役に立たなかったという話がたくさんありました。
懐中電灯自体は準備していても、電池まではあまり気にしていないので、長期保存しているうちに残量が減ってしまっていて、いざ使ったら電池切れ、という事態だったようです。
なので私は番組で紹介されていた複数充電方式タイプを購入し、たまにグルグル回して蓄電しています。
メインの明かり意外にも、災害時役立つ機能満載です。
非常時は情報収集が大事になるのでAM,FMラジオが聴けることや、携帯電話の充電ができるのも大きなメリットですね。
私が購入したのは、機能的にはこのようなものです。
こちらは広い範囲も照らせるランタンモードが搭載されています。
スペックの記載や口コミを見たい場合は、楽天のページが充実しています。
懐中電灯は人数分準備しておく
私はこの番組を見て、家族全員分を購入。
一家みんなで川の字になって寝ています、という家庭はよいのかもしれないですが、それぞれ別の部屋で寝ている場合、家族で1つだけ準備しています~では明らかに足りません。
考えたくはないですが、自宅が倒壊した時にはそれぞれが個別で逃げ出さなくてはならないので、やはり1人1つずつ、枕元に置いておくのが安心です。
それ以外にも、例えば避難所に行った際、通路などの共用部分には何かしらの明かりがある可能性がありますが、トイレの個室の中などは真っ暗かもしれません。
家族の誰かがどこかで使っている間は、他の人は夜自由に行動できなくなる可能性もありますよね。
私は家族用に、最初に紹介した高機能タイプを1つと、残りは簡易タイプにしました。
こちらはこちらで独自のメリットがあります。
・本体をシャカシャカ振って充電
・防水仕様で水中に落としても真上を向いて浮く
・シンプル構造のLEDライトで、落としても衝撃に強い
まさに以下のようなタイプです。
水害発生時は避難する際、身体のバランスを崩して懐中電灯を落としてしまうことがあるため、水中で沈没せずに浮いて真上を照らし、見つけやすいものが良いようです。
荷物をたくさん持ったり子供の手を引いたりしていると落としてしまうこともありえるので、衝撃に強いというのは大きなメリットですね。
どのように備えておくか
懐中電灯は、大事にしまっておいてはいけません。
真っ暗な中で急な災害に襲われたとき、「まずは懐中電灯を探さなくてはいけない」という悲劇を防ぐためです。
私は枕元の壁に落ちないように吊るしています。
ただ、大地震のときは揺れでどこかに吹っ飛んで行く可能性もあるため、本体にぐるっと、暗闇でも光る蓄光シールを貼っています。
こういうのですね。
こうしておけば真っ暗で何も見えない中で、まずは何を探せばよいのかがわかりやすいです。
余ったら鍵などにも貼っておくといいですね!
避難用の安全靴
こちらも超重要です。
状況把握をした後、すぐにその場から逃げ出さなくてはならない場合、または室内にとどまる場合でも、足元に危険物が広がっている場合があります。
靴が1足もありませんという人はあまりいないと思いますが、「備え」という意味をしっかり理解していないと、いざそのときが訪れても役に立たない可能性があります。
どんな靴を選ぶか
室内用スリッパは、すぐに脱げて歩きにくく、底が薄いのでNGです!
どんな災害であっても、足元の安全確保は共通の課題です。
人間は、画鋲1つ踏んだだけで、もうまともに歩けなくなるわけです。
危険地帯の中で足を怪我して自立歩行をできなくなれば、即命に関わります。
散乱したがれきやガラスの破片、釘などを踏んでも貫通しないようなしっかりした靴底で、くるぶし位まで高さのあるハイカットのものがおすすめです。
私は普段は履かないトレッキングシューズを防災用にしています。
どのように備えておくか
これがまた重要で、玄関のシューズボックスにしまっておいてはダメです。
急な災害発生時は大型家電が倒れたり室内が荒れたりして、玄関までたどり着けない可能性もあります。
避難用の靴は、日ごろから必ずベッドの下など室内に置いておき、夜寝ている間に災害に襲われてもすぐに手が届くようにしておくべきですね。
私はビニール袋に、靴・靴下・軍手の3点セットを入れて、ベッドの脚に軽く縛り付けています。
袋に入れているのは、万が一大地震が起きた場合、揺れで何か他のものが靴にあたり、左右バラバラになってしまうのを防ぐためです。
まとめ
この通販番組で紹介していた商品は主に懐中電灯でした。
その理由は「まずは状況を判断し、危険な場所から避難し、身の安全を確保する」ことが第一優先だからです。
その際に、靴もセットで揃えましょうね、というお話をされていました。
私も避難用の防災グッズをバックパックに詰めているのですが、おいしそうな缶詰やお菓子などの保存食でパンパンになっていて、もはや遠足にでも行くのかという装備です。
もちろんそれらも大事なのですが、実演販売士の方の言う通り、グラッときていきなり水を飲んだり、非常食を口に放り込むということはしないですよね。
それらは、無事に逃げ切った「その後」に必要なものです。
無事に避難所まで逃げ切れたり、倒壊した家屋から脱出できれば、たいていの場合、食べ物やその他の生活必需品は、数日以内に配給があるはず、と番組では言っていました。
個人で準備しておく必要が無いというわけではなく、一般的には食料の備えより、逃げるための備えがおろそかになりがちだ、というお話でした。
懐中電灯と靴を完璧にできたら、食料や季節に合わせた衣類、簡易トイレ、その他細々した物をひとつずつ揃えていくといいですね。
そして実際には、それらを使わずに済むことを願うのみです。
今まさに、西日本に超大型の台風が近づいています。
過去に豪雨被害を受けた地域は、やっと少しずつ元の生活に戻ろうとしているのに。
そしてこれからもまだ台風は発生しますし、どの地域でも他の災害が起きない保証もありません。
万が一を想定し、備えを怠らないようにすることが大切ですね。
\疑似体験なら震度7を経験してみたくないですか?/
軽い気持ちで乗ってみた地震体験車(起震車)でしたが、防災意識に大きな影響を与えてくれました。
ロデオマシーンに乗ったときと同じように、自分の身体がコントロール不能になります。
yuzuriha-pursued.hatenablog.com
今週のお題「もしもの備え」
でした。